ついに衣替えシーズンが到来！

冬物衣類は、ドライクリーニングしか出来ない素材が多いですよね

皆さんはドライクリーニングってどんなものか知っていますか？


☆白洋舎はドライクリーニングの開祖！

○きっかけはお客さまの声

白洋舎の創業者・五十嵐健司は、お客さまのお宅に御用聞きに伺った際、「ヨーロッパには水を使わない蒸洗濯という洗濯法があり、羽二重の白無垢を出してみたら、綿の入ったまま綺麗に洗濯が出来て大変便利だったが、これは日本では出来ない物でしょうか？」という話をされました

この洗濯法では、和服も洋服も形を崩さずに丸洗いが出来ると聞いて、そのような便利な洗濯が出来るのであれば、ぜひとも自分もこれを習得したいと思ったのです


○自ら研究に着手

蒸洗濯に関する知識のない健司は、人づてに学者を紹介してもらい、自ら研究を重ねました

その結果、当時の日本では未完成だったベンゾールを溶剤とすることを発見し、さらに溶剤の中に石鹸に似た物質を入れると水溶性の汚れが良く落ちることに気づきました

そしてその結果、いくつかの物質を調合してドライクリーニング用ソープを開発し、日本におけるドライクリーニングの創始者となったのです

写真で紹介したのは五十嵐健司記念洗濯資料館に展示されている、当時の研究に使用した分析機器です

こうやって研究開発されたドライクリーニングの技術が、今では各社さんで展開されているんですね